eRobertParker #214 Aug 2014 Neal Martin 96 Drink: N/A $983-$1240
Tasted blind in a line-up of 2011 Amoureuses in Holland, Georges Roumier’s 2011 Chambolle-Musigny 1er Cru Amoureuses possesses a stricter nose vis-a-vis La Pousse d’Or’s Amoureuses ’11: slightly more herbaceous in style but well-defined and demonstrating good intensity. This is very natural and composed ? very 2011 in style more than Amoureuses, but more bashful. The palate is medium-bodied with slightly chalky tannins, a fine citric thread of acidity as well as tension, and a structured but feminine finish. This is a more elegant take on Amoureuses but one that is well made. This has a mouth-tingling saltiness on the finish. On this showing, this is the finest Amoureuses in 2011. Tasted June 2014.
世界でもっともエレガントなワインを生み出すシャンボール・ミュジニーのナイスガイ
その後、ボンヌ・マールを買い足し、モレ・サン・ドニの1級クロ・ド・ラ・ビュシエールを単独所有。ドメーヌの虎の子、0.1haのミュジニーはドメーヌ創設時からジョルジュがフェルマージュ(賃貸耕作)していた区画を、1978年になってようやく父のジャン・マリーが買い取ったものだ。
ドメーヌの多くの畑は親戚からフェルマージュしているが、リュショット・シャンベルタンとシャルム・シャンベルタンのふたつは、クリストフ個人が他の栽培農家と賃貸耕作契約を結んで造っているため、ドメーヌ名はクリストフ・ルーミエとなっている。
またシャンボール・ミュジニー1級コンボットは、以前、村名シャンボール・ミュジニーに混ぜられていたもので、2005年から単独で瓶詰めされるようになった。
醸造においては2003年に選果台を導入。それまでの畑での選果に加え、醸造所でもブドウの選別が行われるようになった。発酵容器は1998年までは木製開放桶。その後、ステンレスとセメントのタンクを併用するようになり、2009年以降はほぼ100%ステンレスタンクに切り替わっている。通常、除梗率は75%で25%の梗を残すが、2009年のような暑い年は50%残すことでワインにフレッシュ感を与えることに成功した。ミュジニーは量的な問題から、嵩を上げるために100%全房で醸造。12~13度で6日ほどの低温マセレーションののち自然発酵。樽に移して1年後に一度澱引きし、計16ヶ月の樽熟成を施す。その時の新樽率は村名シャンボール・ミュジニーで15~25%、1級畑が25~40%、レ・ザムルーズとボンヌ・マールが40%、ミュジニーは100%新樽(通常1樽半なのでほかに選択肢がない)だが澱引き時に古樽に移し替え、樽香が付き過ぎることを避けている。
ルーミエのワインは村名シャンボール・ミュジニーを試しただけでも、そのシルキーなタッチに感動し、この村のエレガントさを堪能できるだろう。
これは村名のさまざまなクリマのアッサンブラージュだが、1級のレ・プラントとフュエも混ぜられ、逆に質の劣る村名はブルゴーニュ・ルージュに格下げされているため、きわめてレベルが高い。
また、ルーミエというと希少性の高いレ・ザムルーズやミュジニーばかりが注目されがちだが、1.6haの面積をもつボンヌ・マールはこのクリマ最上のワインといっても過言ではない。肉付きの良いワインを生むテール・ルージュと硬質でミネラルの強いワインを生むテール・ブランシュのふたつにほぼ等しく区画をもち、この性格の異なるふたつのワインがひとつになることで、真のボンヌ・マールが完成するからだ。
シャンボール・ミュジニーのエレガンスを知りたければ、クリストフ・ルーミエのワインを味わってみるのが一番の早道だ。
Tasted blind in a line-up of 2011 Amoureuses in Holland, Georges Roumier’s 2011 Chambolle-Musigny 1er Cru Amoureuses possesses a stricter nose vis-a-vis La Pousse d’Or’s Amoureuses ’11: slightly more herbaceous in style but well-defined and demonstrating good intensity. This is very natural and composed ? very 2011 in style more than Amoureuses, but more bashful. The palate is medium-bodied with slightly chalky tannins, a fine citric thread of acidity as well as tension, and a structured but feminine finish. This is a more elegant take on Amoureuses but one that is well made. This has a mouth-tingling saltiness on the finish. On this showing, this is the finest Amoureuses in 2011. Tasted June 2014.